Blender Advent Calendar 2018 12/12 の記事です。
※初歩的リギング出来る人向けの内容です。
ワタクシ、アニメーションやりたくてBlenderを使ってるんですが、
なぜだかリグを褒められる事が多いです。
自分では、リギングが得意とは思ってないです。
出来るだけ簡単に、使いやすいリグが出来ればいいなーという事を意識してるだけです。
「難しい事わからないし、勉強したくねー!」
ていう怠惰なワタクシの自己流なので、あまりオススメ出来るやり方ではないですが・・・^^;
ワタクシがどういう思考でリギングしてるかを2つ紹介します。
1:頭のいい人が作った複雑怪奇なリグって、もっと簡単にできるのでは?
例1)
手足がびよーーーんって伸びるリグ。
よく見ますよね。
ストレッチ使ってゴニョゴニョやれば出来るんですが、それすら面倒くさいw
実は、何も仕込まなくてもある程度出来ちゃいます!
ボーンのローカルY軸スケールだけ。(ショートカットは、SYY)
スケールの影響を受けると困る所(手)の【スケールを継承】チェックを外してやるとさらに良いです。
これってどこでも使えます。
胴体でも。
ボーンのローカル座標軸だけ理解していれば、複雑なリグを組まなくても出来ますね!
例2)
リバースフットリグ。
つま先立ちしたり、かかと立ちしたり出来るやつです。
ググってもらえば、チュートリアル幾つかあるんで見てみてください。
複雑で面倒ですw
ワタクシの場合、つま先立ちだけ出来ればいいと割り切って簡単なの作ってみました。
複雑怪奇な足首周りリグがわけわからんので簡易版作ってみた。
— けいえむ (@km_boo) 2017年1月24日
重なってるボーン無し。
IK2つだけ、めっちゃ簡単♪ pic.twitter.com/nnNj6a0nXf
本域のリバースフットリグに比べると、かなり簡単に出来ています。
このリバースしない簡易フットリグを使った練習用リグを配布しておりますので、
詳細を知りたい方は下の過去記事を参照ください。
とにかく、
自分の理解出来る範囲で簡単に作りたいっていう、それだけです。^^;
2:新しい事を覚えたら、それで何が出来るか考える
何かを学んでも、それをそのまま使ってるだけ、っていうのが多いように思います。
応用すれば可能性は無限大です!
例として、Bボーン。
Bボーンに関しては、過去記事でいっぱい書いてますので、そちらを見てください。
Bボーンも基本は簡単です。
少ないボーンで、多数ボーンのように扱えるとっても便利なモノです。
これで作ったのが、うさぎのリグです。
(キャラデザはちぃさん@chii_mofumofu のうさぎを使わせて頂いてます)
うさぎのリグはBボーンいっぱい使ってみた。揺れ物は+スローペアレント。
— けいえむ (@km_boo) 2017年9月13日
出来るかなー?と考えてた事が試せて良かった。#b3d(キャラデザはちぃさんです) pic.twitter.com/hU7gHvr0Og
一見、複雑で難しそうに見えるかもしれませんが、
簡単な事を組み合わせてるだけです。(それを複雑というのかもしれませんがw)
アニメーションがコチラ↓
ちぃさんのキャラを3D化させてもらいました。
— けいえむ (@km_boo) 2017年9月12日
1頭身キャラ動かすの楽しいー! #b3d pic.twitter.com/Xi3oflmD9R
以上、
ガッツリ書くと長くなるんで、だいぶ端折ってしまいましたが、
リギングについての私的考え方を2つ紹介しました。
リギングについて個人的に思うのは、
ボーンの数は少ないほうがいい!
簡単なのがいい!
ボーンが重なってるのはイヤ!
こんなダメなワタクシの作るリグが、なぜかわりと評判が良い。
かと言って、あまりオススメ出来るやり方ではないかも。
というお話でした。
明日の Blender Advent Calendar 2018 は @McLion0 さんです!